昭和50年に志津川町で海中養殖が始められ、その後、県北部や中部にも養殖が広がり、生産量は全国生産の約9割を占めるようになりました。稚魚は山間部の清流で育てられ、秋に体重200gぐらいで海に移されます。その後速やかに成長し、翌年の初夏までには2~3kgに達します。本県のギンザケは脂がのり、刺身、ムニエル、マリネなどに向いています。
銀ザケは、日本にはもともといないサケなので、アメリカのワシントン州に遡上した親からとったものを飛行機で持って来て岩手・宮城の山の淡水の池でふ化させます。約10ヶ月間で、200グラムまで飼育して、翌年の11月末に海に運んできます。淡水から海水へ4日間かけて馴らしてから本格的な海での養殖が始まります。その後、約5ヶ月から8ヶ月間養殖して商品サイズに成長させます。
徹底した品質管理をはかっているからです。卵・稚魚・使用する餌を同じものにし、同じ方法で搬入・養殖しているので、味に変わりありません。さらに均一に餌を与えることができるので銀鮭の発育が平均的に保たれるのです。