親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかり、栄養豊かな世界三大漁場の一つに数えられている三陸沖。その恩恵を受けた仙台湾は、国内海苔の主産地では最北に位置しています。そんな親潮の恵みに育まれた宮城県産の海苔が「寒流のり」という名前でブランド化されました。「寒流のり」の名は品質の証。自信を持って全国にお届けします。
親潮の恵みに育まれた宮城県産の「寒流のり」は、豊かな磯の香りに包まれ、歯切れがよく、ご飯との相性もぴったりです。低カロリーで、たんぱく質や食物繊維、各種ミネラルも豊富。香りのよさは、食欲の増進にもつながります。おいしくて健康的な「寒流のり」で、あなたも食卓に笑顔を咲かせませんか。
江戸時代の中頃、東京の品川付近で始まったとされている海苔の養殖。宮城県では、やはり江戸時代に気仙沼湾で始まったといわれています。その後、県の中部や南部にも広がり、昭和30年頃からは人工種苗と養殖技術の進歩によって外洋(沖)でも行われるようになりました。
「おいしいから」とか「持ち運びしやすいから」というだけでなく、じつは栄養面でも理由があります。海苔にはご飯の主成分である澱粉を消化させるのに必要なビタミンB群が豊富に含まれており、海苔で包まないおにぎりを食べるのに比べて、消化吸収がぐんとよくなるのです。ちなみに海苔は10枚が1単位で、10枚を束ねた海苔は「1帖」という単位で表されます。
海苔の約3分の1は食物繊維。食物繊維には、宿便を退治し、おなかの中を掃除してくれる働きがあります。しかも海苔の食物繊維は、どちらかというと水に溶けやすいタイプのため、穏やかな整腸作用があります。