世界三大漁場と言われる三陸の海で育まれた!宮城県産「ほや」
宮城県におけるほやの生産量は全国第1位で、全国の約8割を占めています。ほやの大部分は養殖されたもので、ほやの養殖は宮城県で明治時代に始まったとされています。
ほやとは、その姿かたちから「海のパイナップル」と称される海産物で、海のミネラル豊富な宮城県を代表する夏の珍味です。
ほやの産卵期は冬至の頃から早春で、この頃は卵や精子に栄養が回されるので痩せており、美味しくありません。春から夏にかけては餌を大量に食べ、身も厚くなりグリコーゲンも蓄積するので美味しくなります。従って、ほやの旬は初夏から秋ということになります。
ほやのはグリコーゲンがカキの2倍も含まれています。
特に夏のほやは冬に比べてグリコーゲンの含有量が8倍になり、甘味と旨味が増します。ほやは様々な病気の原因となる活性酸素の生成を防ぐ最強のミネラル=セレン・セレニウムを含む数少ない食品の一つです。セレン・セレニウムの抗酸化作用はビタミンEの約500倍といわれ、がん予防、心筋梗塞や脳卒中の予防、血行障害や更年期障害の改善などの効果が期待できます。他にもタウリンや鉄分などの有用成分が豊富に含まれています。
プラスの形をした突起=入水孔、マイナスの形をした突起=出水孔